Vexlum社について
Vexlum社は、フィンランドのタンペレ工科大学のオプトエレクトロニクス研究センターからのスピンオフ企業です。VECSEL技術を活用して、特にこれまで不可能であった波長領域によるオプトエレクトロニクス向けの材料素子や製造ラインの向上、各研究用途に特化した体系的なアプローチの開発に尽力し、最近では、量子コンピューターのイオントラップの応用で、性能を飛躍的に向上させています。エピタキシー技術やオプトエレクトロニクスの製造工程、及びレーザーシステムに関する幅広い専門知識を生かして、顧客のニーズに応じた各アプリケーションに幅広く対応できるよう、高性能、低コスト、使いやすさにこだわった独自の製品提供を心がけております。
VECSEL技術とは
垂直外部共振器型面発光レーザー(別名: 半導体ディスクレーザー、光励起半導体レーザー)は、量子井戸構造を伴う利得特性により実現する汎用性の高いレーザーで、発振波長の多様性及び薄型ディスク形状の概念を利用した優れた熱伝導性と外部共振器構造により、半導体レーザーと薄型ディスクレーザーの最大の利点を組み合わせて、高出力、狭線幅、高ビーム品質での幅広い波長可変動作を実現しています。
特徴:
・ターンキー操作のVECSELレーザー
・波長選択が可能( 350 - 2150nm )
・波長チューニング可能(IR:~ 10 THz , 可視:~ 8 THz)
・高出力(IR:1-12W , 可視:1-5W)
・狭線幅 < 10kHz(100㎲), < 100kHz(10ms)
・ビーム質 < 1.1 , < 1.2