Ray Ven社(レイヴェン)Ray Ven-S
Ray Ven-S
超高速フェムト秒レーザー
RayVen-Sは、2.1 µm帯の超高速フェムト秒レーザーであり、最先端の科学研究や精密材料加工に特化した高性能レーザーシステムです。70 MHzの繰り返し周波数、120 fs(最小100 fs)のパルス幅、1 Wの平均出力、10 nJのパルスエネルギーを実現し、安定した動作を提供します。この波長帯は、従来の1 µm帯のレーザーでは困難だった特定の材料や生体組織への応用に最適です。

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主な特長
1. 高精度・高安定性の2 µm帯超短パルスレーザー
RayVen-Sは、2120 nmの中心波長を持ち、-3dB幅で40 nmのスペクトル帯域を持つ、高精度なモードロックレーザーです。これにより、広帯域なスペクトルを活用したスーパーコンティニウム発生や非線形光学応用が可能になります。また、M² < 1.1の高いビーム品質を維持し、理想的なガウシアンビームを実現しています。
2. 優れた環境耐性と長期安定動作
- 温度・湿度の変化に強い: 15~28℃の環境温度、35~70%の相対湿度で動作可能。長期連続運転でも出力変動 ±1%以内を維持。
- 耐振動・耐衝撃性: 3Gの加速度試験をクリアし、移動や設置環境の変動にも耐える堅牢な設計。
- 水冷システムを採用: 高い安定性と効率的な熱管理を実現し、誤調整(Misalignment-Free)で運用可能。
3. 研究用途に最適な波長帯
RayVen-Sの2 µm帯の波長は、分光分析、スーパーコンティニウム発生、バイオメディカル応用に最適です。特に、Ta₂O₅導波路を用いた1.4オクターブのスーパーコンティニウム生成が可能であり、可視域(VIS)、短波赤外(SWIR)、中赤外(MIR)の広範な分光研究に応用できます。
主な応用分野
- 超高速分光: 高精度な分子振動分光や非線形光学実験に最適
- 材料加工: 精密切断・微細加工、特殊材料のレーザー加工
- バイオメディカル: 赤外域の光吸収を活用した医療研究や診断技術
- テラヘルツ波発生: 次世代通信やイメージング技術への応用
仕様
- 繰り返し周波数(Repetition rate): 70 MHz
- 平均出力(Average power): 1 W
- パルス幅(Pulse duration): 100 fs
- 波長(Wavelength): 2120 nm / 40 nm(-3dB)
- ビーム品質(Beam quality): TEM00,M2
- ビーム高さ(Beam height): 55 mm
- サイズ(レーザーヘッド)(Size (laser head)): 297 × 210 × 84 mm
- 誤調整なし(Misalignment-free)
- 水冷式(Water-cooled)
パルス幅とスペクトル特性
無線周波数スペクトルとビーム形状
- ・分解能帯域幅:30kHz
- ・ビーム半径:0,91mm
環境安定性
●出力変動は±1%以内
- 1週間の連続運転
- 周囲温度:15 ~ 28℃
- 周囲温度:35 ~ 70℃
●レーザーは3Gの加速度試験をクリアし、仕様の変更なし
●堅牢な設計により、長寿命かつ安定した連続運用を保証
用途例
Ta2O5導波路における1.4オクターブのスーパーコンティニウム発生
RayVenレーザーを用いて、Ta₂O₅(タンタルペンタオキシド)導波路内で1.4オクターブにわたる**スーパーコンティニウム(超連続光)を発生。
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