Cycle社 タイミング分配システム PULSE
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タイミング分配システム PULSE
PULSE タイミング分配システム (TDS) により、遠隔地へのタイミング信号のサブフェムト秒配信が可能になります。 これは、モードロックレーザー (つまり、optical master oscillator、略して OMO) の本質的に低ノイズの パルス列を利用し、光またはRFクロックを参照できるタイミング信号として使用します。 慎重に選択された OMO タイミング信号は、光ファイバー タイミング リンクを通じて複数のエンド ステーションに転送され、そこで Cycle の特許取得済みのバランス光クロスコリレータ (BOC) を使用して伝送遅延がアト秒の分解能で検出され、アクティブに補償されます。 安定化されたファイバーリンクの出力では、超高速レーザーまたはマイクロ波源のいずれかを出力、つまり OMO タイミング信号と厳密に同期させることができます。 これは、Cycle の特許取得済みの TCBOC (2波長バランス光クロスコリレータ) または BOMPD を使用して実行できます。(バランス光マイクロ波位相検出器、RF光同期用) 当然のことながら、PULSE にはプロセス全体を完全に自動化し、すべての重要なシステム パフォーマンス データをログに記録する独自の制御システムがあり、24 時間 365 日、ボタンをクリックするだけでサブフェムト秒のタイミング配信と同期を提供します。
主な特長
- タイミングジッタおよびタイミングドリフト:< 5 fs RMS
- モジュール式で拡張可能なシステム: 標準で最大8つのファイバーリンクおよび10 kmの長さに対応
- EPICSによるリモートまたはローカル制御
- GUI による自動サーチ&ロック機構
- 高度なモニタリングおよび制御機能
仕様
標準仕様
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
タイミングジッタ | < 5fs RMS | 積分残留ノイズ:35μHz ~ 1MHz, 8時間測定時 |
ファイバーリンクタイプ | PMファイバーまたはSMファイバー | 偏波保持または標準シングルファイバー |
ファイバーリンクの長さ | <10km | より長い距離については弊社にお問い合わせください |
ファイバーリンクの数 | 最大8 | プラットフォーム毎 複数プラットフォームを組み合わせることで拡張可能 |
光波長 | 1555±10nm | パルスモード動作時 |
パルス繰り返し周波数 | 100MHz ~ 1GHz | より高い繰り返し周波数については弊社にお問い合わせください |
制御システムインターフェース | EPICS | TCP/IP経由 |
総合フィードバック | 搭載 | OMO、ファイバーリンクアクチュエータなどに適用 |
自動ロック | 搭載 | コンピュータのグラフィカルユーザーインターフェース経由 |
寸法 | 1.6 × 1.4 × 0.6 m 19インチラック | 光モジュール用安定化プラットフォームおよび 温度制御ラックを備えた光電子モジュール |
ファイバーリンク出力オプション
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
光学PULSE受信機 | PMファイバーまたはSMファイバー | >10mW出力、安定化されたOMOパルストレイン |
RF PULSE受信機 | SMA | パルス繰り返し周波数の任意の高調波における 超低ノイズのRF信号 |
BOC/TCBOC | PMファイバー | 遠隔レーザー同期用BOC/TCBOCへの入力 |
BOMPD | PMファイバー | 遠隔RF同期用BOMPDへの入力 |
E-SYNC | PMファイバーまたはSMファイバー | 遠隔レーザー/RF同期用ESYNCへの入力 |
EDFA | PMファイバー | >100mWの総出力で超低ノイズインループEDFD 8つの追加ファイバーリンクをサポートするパワー |
Cycle社 タイミング分配システム PULSEのテクニカルノート
アプリケーション
- タイミング同期システム
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