1971年に「ホログラム法の発明及び開発」でデニス・ガボールがノーベル賞を受賞した。「ホログラム法の発明及び開発」は1940年代にはすでに果たされてはいたが、レーザーが発明されるずっと前のことだった。1960年のレーザー発明以来、ホログラフィは記録方法として、その後は芸術形態として実用化されている。とりわけ過去5~10年における低コスト・単一縦モードレーザーの出現により、新世代の感光乳剤を用いたホログラフィや波長選択可能な照射光源を使ったホログラフィが実現している。これら3つの要因が組み合わさり、いわゆる「白色光」ホログラフィと呼ばれる再生技術が登場し、セキュリティ対策から記録保存用のアプリケーションに利用されている。