広帯域光源が欲しい研究者へ~2 µm帯フェムト秒レーザーが拓くスーパーコンティニウム発生の最前線|RayVen社 RayVen-S

2025年 04月09日

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🖊 分光・非線形光学の現場で求められる「広帯域・高安定光源」

超高速分光や非線形光学の分野では、1本のレーザー光から広い波長範囲をカバーする
スーパーコンティニウム(SC)光源が欠かせません。
しかし、一般的な光源では波長帯が狭い・安定性が足りない・
装置が大きいといった課題が多く、研究の再現性や精度を左右する要因となっていました。

そんな中、RayVen2 µmフェムト秒レーザーRayVen-S」は、
スーパーコンティニウム発生における新たな選択肢として注目を集めています。
広帯域スペクトル、高安定出力、そして高ビーム品質を兼ね備えたRayVen-Sは、
分光・非線形実験を一歩先へ進めるための光源です。

🖊 RayVen-Sで実現する高効率スーパーコンティニウム

RayVen-Sは、中心波長2120 nm、パルス幅100 fs、繰り返し周波数70 MHzのスペックを持ち、
-3dB帯域で40 nmという広いスペクトル幅を実現。
さらに、ビーム品質M² < 1.1、出力安定性 ±1%という安定性を持つため、
長時間にわたるデータ収集や非線形光学応用に最適です。

特に、Ta₂O₅(タンタルペンタオキシド)導波路と組み合わせることで、
1.4オクターブにおよぶ広帯域スーパーコンティニウムの発生が可能となり、
可視(VIS)〜近赤外(SWIR)〜中赤外(MIR)領域を一つの光源でカバーできます。

🖊 主な特長(仕様一覧)

  • 波長:2120 nm(中心)、40 nm帯域幅(-3dB
  • パルス幅:100–120 fs(超短パルス)
  • 繰り返し周波数:70 MHz
  • 平均出力:1 W
  • パルスエネルギー:10 nJ
  • ビーム品質:M² < 1.1(ガウシアンビーム)
  • 出力安定性:±1%以内(1週間連続運転実績あり)
  • 冷却方式:水冷式
  • 設計特長:誤調整不要・耐振動設計・温湿度変化に強い

 ◎製品の詳細仕様はこちら

🖊 応用事例:非線形光学・時間分解分光・広帯域干渉計測

RayVen-Sを使ったスーパーコンティニウム発生は、分子振動の解析、
時間分解測定、THz波発生、XUV生成など、幅広い先端研究に応用可能です。
特に、赤外域に強い波長特性により、生体組織や誘電体材料への分光・干渉計測にも活用できます。

また、1台で複数波長帯の光源をカバーできるため、装置のコンパクト化・光源統合にも貢献。
導波路光学系との組み合わせで、さらに新しい研究展開が期待されます。

🖊 長期安定性と再現性で研究現場を支える

高精度な分光には、一貫したパルス出力とビーム安定性が不可欠です。
RayVen-S±1%以内の出力変動を1週間連続で維持した実績があり、
長時間のデータ取得にも安心して使える光源です。
加えて、誤調整不要の設計により、研究現場での扱いやすさ・トラブル回避にも貢献します。

🖊 最後に:分光・非線形研究を一段引き上げたい方へ

「広帯域で安定した光源がほしい」
SC光発生が不安定で再現性が取れない」
そんな課題をお持ちの研究者にとって、RayVen-Sは最適な選択肢です。
2 µm
帯フェムト秒レーザーによる高効率スーパーコンティニウム発生を通じて、
皆様の研究をより深く、より広く支援します。

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