1.33~8μmに調整可能な超安定広帯域フェムト秒レーザーを使用したほぼ回折限界のFTIRマッピング (Sttutgart社)

2025年 01月30日

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マイクロフーリエ変換赤外分光法(FTIR)は、赤外線活性分子振動の広帯域測定を高感度で可能にする広く普及した技術です。SiCグローバーは、卓上システムの光源としてよく使用され、通常、FTIR分光計で約1~20μm(10000~500cm−1)のスペクトル範囲をカバーします。ただし、40x40μm2未満のサンプル領域を測定するには、輝度が本質的に低いため、非常に長い積分時間が必要です。このため、微量の分子や単一のナノ粒子などの極小サンプルの検出が妨げられます。この刊行物では、1250~7520cm−1(1.33~8μm)のスペクトル領域をカバーする、MHz繰り返し周波数とフェムト秒パルス幅を備えた広帯域卓上レーザーシステムを利用して、測定可能なサンプル領域、検出限界、速度に関してFTIR分光法の現在の限界を拡張します。10x10μm2の空間分解能と3.5μm/秒のスキャン速度で、1430cm−1(7μm)で100nm厚の分子層の150x150μm2サンプルのマッピングを示します。同様のグローバー測定と比較して、優れた長期波および電力安定性と桁違いの輝度により、桁違いの低ノイズが実現されます。

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