誘導ラマン散乱 (SRS) 顕微鏡用の極めてシンプルで非常に安定したシステムを紹介します。繰り返し周波数 41 MHz の 8 W、450 fs Yb:KGW バルク発振器が光パラメトリック増幅器を励起します。この増幅器は、CW チューナブル外部キャビティ ダイオード レーザーによってシードされます。出力放射は長い PPLN 結晶で周波数が 2 倍になり、平均出力 450 mW で 760 ～ 820 nm の間でチューナブルな 1.5 ps 長の狭帯域ポンプ パルスを生成します。発振器出力の一部はエタロンに送られ、平均出力 100 mW、持続時間 1.7 ps のストークス パルスを生成します。バルク固体システムの良好なノイズ特性により、高い化学コントラスト、45 を超える信号対雑音比、バランス検出の必要がない 30 μs ピクセル滞留時間の SRS 顕微鏡を実証します。 CW シーディングは本質的にスペクトルドリフトが低いことを保証します。ここでは、さまざまな振動帯域で新鮮に調製された植物組織切片の化学コントラスト顕微鏡検査への応用について説明します。

キーワード: ラベルフリーイメージング、誘導ラマン散乱、光パラメトリック増幅器、スペクトル圧縮