【新登場】超狭線幅 785 nmDPSSレーザーがラマン研究を進化させる|Cobolt 05シリーズ Disco

2025年 04月04日

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🔬 測定限界を超える、“光源”という選択

ラマン分光は、非破壊かつ高感度で分子構造を明らかにできる分析手法として、
以下の分野で幅広く活用されています。

  • 材料科学(高分子、無機材料、ナノ材料)
  • 生体組織・細胞の化学分析
  • 医薬品の結晶多形・純度評価
  • 食品・化学品の成分定量
  • 半導体材料の結晶性評価

しかし、「蛍光干渉」が精度を阻む大きな壁となることも…。
そんな課題を打破する新しい光源として、
785 nm 単一周波数レーザー「Cobolt Disco™」が誕生しました。

🔬 Cobolt Disco™:背景ノイズを抑え、真のラマン信号を引き出す

Cobolt Disco™は、ラマン分光専用に設計された785 nmDPSSレーザーです。
以下のような特長により、他のレーザーとは一線を画します。

  • 超狭線幅 <100 kHz:多成分試料の近接ピークを明確に分離
  • 高出力 500 mW:微弱なピークも確実に検出
  • 極低ノイズ <0.3%:S/N比を大幅に向上、再現性の高いデータ取得
  • ±1 pmの波長安定性:長時間測定でもズレない信頼性
  • M² < 1.1の高ビーム品質:顕微ラマンやマッピングに最適

🔬 主な仕様

  • 波長:785nm(CW, 単一周波数)
  • 線幅(FWHM):<100kHz
  • 出力:最大500mW
  • 波長安定性:±1pm(8時間)
  • ビーム品質:TEM00(M²<1.1)

◎製品の詳細情報はこちら

🔬 想定用途・活用例

Cobolt Disco™は、特に以下のような研究・開発現場でその真価を発揮します。

  • 蛍光の強い試料(バイオ試料、染料、ポリマー)での明瞭なスペクトル取得
  • ラマンマッピング・時間分解測定での高再現性分析
  • 精密なピーク識別が求められる多成分系試料
  • 半導体や新素材の微細構造評価
  • 製薬・バイオ材料・界面化学での高精度定量解析

「スペクトル線幅が<100 kHz」という性能は、
ピーク分解能・識別精度・信頼性を飛躍的に向上させる、ラマン分光における“隠れた鍵”です。

🔬 高耐久設計 HTCure™:研究から実装まで長期安定を実現

Disco™は、Cobolt独自のHTCure™技術により光学系を高温硬化・密封。これにより、

  • 温度変化
  • 機械的衝撃
  • 湿度・振動環境

などにも強く、大学・研究機関の実験環境やOEM装置への実装にも理想的です。

🔬 測定成功のカギは「光源選び」にある

ラマン分光において、使用するレーザーの選定は分析精度・信頼性を左右する最重要ファクターです。
プネウムでは、波長・出力の選定はもちろん、システム設計や導入支援まで一貫サポートいたします。
研究段階でも、システム構築中でも、まずはご相談ください。

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