ラマン分光を支える785nm単一周波数レーザー|Cobolt 05 シリーズ
2025年 04月04日
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ラマン分光の世界に新しいラインナップが加わりました。
Cobolt社の新製品05シリーズ 785nm 500mWモデルをご紹介いたします。
この高性能DPSSレーザー(ダイオード励起固体レーザー)は、
ラマン分光における測定精度と再現性を飛躍的に向上させる画期的な製品です。
785nmの単一周波数レーザーは、蛍光干渉を最小限に抑えながら、
試料へのダメージを極限まで軽減する理想的な波長を実現しています。
主な特長
・高い波長安定性: 温度変化に強く、長時間の測定でも安定した出力を維持
・狭線幅: 典型値100kHzの狭線幅により、高精度な分析が可能
・強力な出力: 500mWの高出力により、微弱なラマン散乱光も確実に検出
・優れた信頼性: 内蔵の光アイソレータが後方反射を抑制し、レーザーの寿命を延長
本モデルは、連続波(CWレーザー)発振器でありながら、
狭線幅 <100kHz、コヒーレンス長 >1000mというスペックを誇ります。
さらに、波長安定性は±1pm(8時間)以内と非常に優れており、
時間軸の長い測定やマッピングにおいても信頼性の高い結果を得ることが可能です。
また、強度ノイズ < 0.1%の超低ノイズ設計により、
微弱なラマン信号を扱うアプリケーションにも安心して使用できます。
大学における研究用途では、例えばカーボンナノチューブやグラフェンなどのナノ材料の構造解析、
あるいは生体試料を対象とした非破壊ラマン分析など、ラマン分光が幅広く活用されています。
Cobolt 05シリーズの高出力レーザーは、こうした試料に対しても十分な励起エネルギーを供給しつつ、
安定した光強度を長時間維持できます。
教育・研究の現場では、「装置が安定して動き続けるかどうか」が極めて重要です。
Cobolt 05シリーズは、温度変化や周囲環境の影響を受けにくい堅牢な設計となっており、
785nm 500mWモデルは使用時間制限なしの12か月保証も標準で付属しています。
これは研究室全体の運用コスト低減にもつながるポイントです。
ラマン分光の信頼性を高めたいと考える大学研究者にとって、
Cobolt 05シリーズの785nm 500mWモデルは、
高出力・高安定性・高純度ビームを兼ね備えた理想的なレーザー発振器です。
将来的なシステム拡張や、顕微鏡レーザーとの統合を視野に入れるなら、選択肢の筆頭となることでしょう。