広範囲な波長可変が可能な新製品のCWレーザー「C-Wave」は、光子の偏移がない、質量中心の波長で直接にキャリブレーションができるので、450nm~650nmの波長範囲でこれまでにない高波長分解能でのプラズマ計測を実現しており、ドップラー・コヒーレンス・イメージング分光法に適している。さらに、±50pmという狭い波長範囲で観測したい波長の走査が行えるので、測定結果から得られた位相差 ΔΦ からドップラーラインシフトΔλ(光などの波の発生源が移動する、あるいは観測者が移動することで観測される周波数が変化する現象)へと容易に変化させることができる。このドップラーシフトは、注目すべき物理的パラメータ、つまり観測されるプラズマ種における粒子の速度と対応している。